1950年代、朝鮮戦争直後の、貧しくもロマンのあった時代。天性の歌い手である木浦(モッポ)の少女ジョンニョンが国劇俳優を道を歩む。ずば抜けた才能で一気に注目を集めるジョンニョンと、スーパーエリートの研究生ヨンソ。最高の国劇俳優を目指して繰り広げられる激しい競争、友情、そして輝かしい成長の物語。
1965年、木浦(モッポ)。貧しく教育も受けられないが、声には天性のものを持つ少女ユン・ジョンニョン。貝をとり魚を売って日々をつなぐ暮らしの中で、ジョンニョンの夢は大金を稼ぐこと。いつものように市場で客引きのために歌っていると、ソウルから来ていた当代きっての国劇スターのムン・オッキョンと出会う。オッキョンを介して生まれて初めて国劇なるものに触れたジョンニョンは、想像を超えた世界に衝撃と戦慄を覚える。歌謡の道に反対する母を押し切り、どうにかソウルの梅蘭(メラン)国劇団に入団したジョンニョン。目標はただ1つ、ムン・オッキョンの跡を継ぐ最高の国劇俳優になること。のど自慢のジョンニョンだったが、エリート研究生のホ・ヨンソの優れた実力に緊張が走る。ジョンニョンがずば抜けた才能で一気にヨンソと肩を並べるダークホースと目され始めた時、困難が訪れる。最高の国劇俳優を目指す競争と友情、そして輝かしい成長の物語。
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